施工事例

# 02紫野門前町北側

大徳寺門前近くにある町やのリノベーション(北地)

デザインに「禅」の思想を取り入れ、
固定観念にとらわれない発想を住まいに落とし込んだ。
玄関入口には昔からの町屋でよくあった間取りを取り入れ、
来客者がここで会話が楽しめるように考えた。
ここは吹き抜けになっており2階の部屋からも窓を開けて会話を楽しむ事ができる。
また、玄関からの繋がりにウォークインクローゼットを設ける事でコートやゴルフ道具などの荷物等をすぐに出し入れできるよう動線を考えた。
キッチンは家の中心に設置し、家族がここを中心に生活できるようデザインした。
また、ダイニングにも吹き抜けを設けることでキッチンからでも2階にいる家族とのコミュニケーションが取れるように考えた。
風呂場からは庭が見えるように設置し、洗濯機がある洗面所からこの風呂場を通ってデッキに出て、庭の塀で隠してある洗濯物干場に直接行けるようになっている。

【○】

禅では、禅の思想の要点や奥義を描き表す時に○を描く。これを一円相という。
○は宇宙に存在する全てのもの、宇宙そのものを表しているという。○はどこまでも欠けることのない、絶対的な真理を意味する。
一方、円は状況に応じて、変幻自在にその姿を変え、心のうちを表す。
また、丸い形にとらわれてもいけない。○にとらわれた心では、○を描くことは出来ないし、真理も見失ってします。
○→絶対の、真理(いつどんな時にも変わることのない知識、認識、正しい真理)

【△】

足を組んで座禅をするとき、どっしりと腰をすえて、頭は天を衝きあげる。これを坐相という。全の坐相は△である。
△→仏と一体となった姿

四角に囲まれているのは、とらわれた心である。例えば、私達は社会の常識という四角の中に囲まれて生きている。
そこで悩み、生きにくい世の中だと嘆いている。
しかし、ここから一歩、四角の外に踏み出せば禅の世界に入ることが出来る。この四角のどこでもよいのである。
禅の世界にここから入れという門はない。だからとにかく踏み出す。
すると、それが禅の入り口になる。
→とらわれた心